📈投資が好きでも、全部はやれない
投資が好きだ。だからこそ、迷う。
興味があるものはたくさんあるし、全部やってみたいという欲もある。
個別株も、仮想通貨も、不動産も、調べれば調べるほどワクワクしてくる。
でも、現実には限界がある。
時間も足りないし、精神的にも全部を抱え込むのは無理だった。
だから僕は、「やらない投資」を決めることにした。
これは、僕がなぜS&P500に縛ったのかという話であり、同時に「何をやらなかったか」の記録でもある。
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🌎やりたいけど「今じゃない」と決めた投資たち
個別株:本当は一番好きかもしれない
有価証券報告書を読むのは好きだし、企業を自分の目で分析して投資することに強く憧れている。でも、それは膨大な時間と知識を必要とする。今の僕に、その余裕はない。初期段階では不要と判断した。
仮想通貨・不動産:いまでも興味はある
仮想通貨や不動産は、今でも気になっている。特に不動産は、レバレッジが効いて脱サラにもつながりそうで、やりがいがありそうだと感じる。でも、レバレッジをかける勇気や精神力が自分にはまだ足りない。仮に資産の範囲内でならできるかもしれないが、今はそのタイミングじゃない。
債券・コモディティ:面倒で後回し
債券や金などのコモディティも考えたけど、リスクとリターンの割に手間が多く、今の優先度は低い。正直、面倒だから後回しにしている。
「やらない」じゃない。ただ「今じゃない」だけだ。
🌿最後まで悩んだのは、全世界・米国・不動産だった
本気で最後まで悩んだのは、この3つだった。
全世界株:最も再現性が高い、でも…
全世界株は、おそらく最もリスクが低く、再現性も高い。理論的にはベストに近い選択だと思う。 でも、それでFIREを達成できる人は、スペックが高く、努力を継続できるような人たちだと感じた。僕にはその土台がない。
不動産:魅力的だが、勇気が足りなかった
レバレッジをかけて脱サラに近づく手段として、不動産は魅力的だった。だけど、それを選べるほど自分はタフじゃない。自分の性格と照らして、今は選ばないと決めた。
米国株(S&P500):再現性と速度のバランス
結果、米国株を選んだ。S&P500は、再現性も高く、成長性も見込める。全世界よりもリスクは高いが、「今の自分にできる選択」として納得できた。FIREまでのスピードも重要だからこそ、米国中心を選んだ。
ただしこれは、完璧な選択だとは思っていない。
ビットコインもNVIDIAも、振り返れば「やれていたかもしれない」と思うことはある。悔しさも、嫉妬もある。 でも、それを受け止めながら、今の自分の選択を肯定している。
🧠思考停止と合理的な妥協は紙一重だった
S&P500を選んだ理由は、理屈と直感と現実のバランスだった。
確かに全部を調べたわけじゃないし、他にもっと良い選択があったのかもしれない。だけど、情報を集め続けて動けなくなるくらいなら、「今の自分にできる最良」でいいと思えた。
全部の選択肢を把握した上で選んだんじゃない。 けれど、見て見ぬふりをしたわけでもない。
これは妥協だ。でも、自分の人生と向き合った上での妥協なら、僕はそれでいい。
✅今はこれでいい。でもいつかまた、選び直すかもしれない
僕は今、S&P500に集中して投資している。 だけど、好奇心を失ったわけじゃない。興味はずっとある。不動産も、仮想通貨も、個別株も、またどこかで手を出すかもしれない。
でも今は、副業や転職、節約に力を入れるタイミングだと思っている。
だから、今の投資先は「これだけでいい」と思える。やらないことを決めたことで、他の人生戦略にも集中できるようになった。
S&P500が正解だったかどうかなんて、未来の自分にしかわからない。 それでも今は、この選択に納得している。
📅まとめ:「選ばなかった投資」を語ることで、「選んだ理由」に縁をつけられた
S&P500を選んだ理由を説明するというよりも、その他を選ばなかった理由を合理化することで、自分の投資方針が明確になった。
悩みも後悔もある。でも、今はこれでいい。そんな創造と実行の中間点にいる「自分の選択」に、すこしだけ自信をもてた。
🔗次回予告:難しいことはわからない。でも資本主義の流れには乗っていたい
僕が投資を続けている理由はシンプルです。 この世界が資本主義で動いているから。 各国は経済を拡大し続けなければ衰退する。 だから、経済は長期的に「膨らませる前提」で進んでいく。
働いて得る収入より、投資で得られる利益の方が大きい。 それが、この仕組みの裏側にある“答え”だと思っています。
ETFの仕組みや金利動向を深掘りできる人もすごい。 でも僕は、マクロの構造を理解して、その流れに沿って投資しているだけです。
「すべてを知る」のではなく、「本質を見て、自分の立ち位置を決める」。 次回は、そんな僕なりの“理解の仕方”と“情報との距離感”を、正直に話してみようと思います。
あわせて、FIREという考え方にたどり着いた理由や、僕が立てたFIRE戦略も読んでもらえると、よりこの記事が生きてきます。
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